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資格のステップアップ
 
 
 このコーナーでは、3・4級アマチュア無線技士の資格を保持する方が、資格のステップアップをしたいという場合について、私が実際の国家試験の受験勉強に使った問題集等の紹介をしたいと思います。
 
 人それぞれの目標や勉強スタイルがあると思いますので、ここで紹介したものがあなたの最善方法とは限りません。ご自分にあった勉強方法探しの参考にして下さい。
 
 
 
第4級アマチュア無線技士
(概要)
 この資格は、国内のアマチュア無線資格としては、初級にあたる資格です。管理人も一番最初は、この4級を取得しました。 アマチュア無線技士有資格者の9割以上がこの4級保持者であることから、アマチュア無線の登竜門としてポピュラーな資格です。
  この級では、操作できるアマチュア無線周波数とモード及び送信電力に制限があります。 操作可能範囲は、アマチュアバンドのうち,1.9,10,14,18MHz帯を除くすべてのバンド。送信電力は、10W以下(50/144/430MHz 帯は20W以下)。尚、モードに関しては、モールス通信以外のモードで運用可能です。
 
 学習方法等詳細は、こちら
 
第3級アマチュア無線技士
(概要)
 初級である第4級アマチュア無線技士の1つ上の資格です。
 4級との違いは、最大送信電力が大きくなることと新たに運用できる周波数が増え、CW交信(モールス通信)が可能になることです。
 この級でも、操作できるアマチュア無線周波数及び送信電力に制限があります。 操作可能範囲は、アマチュアバンドのうち,10,14MHz帯を除くすべてのバンド。送信電力は、50W以下。 モールス信号による通信が可能です。
 
 学習方法等詳細は、こちら
 

■第2級アマチュア無線技士(2005.9.07)
 
 (第2級アマチュア無線技士とは)
  この資格は、1級と合わせて上級にあたる資格です。日本国内においてアマチュア無線で許可される全ての周波数とモードで免許を受けることができます。またHF帯から50Mhzまでにおいての最大送信電力が、200Wまで(月面反射通信を除く144Mhz帯以上は3級と同等)許可が受けられます。
 
 資格別許可周波数帯・最大空中線電力対応表は、 こちら
 
 この級の取得方法は、国家試験を受験する方法のみです。試験科目は、法規・無線工学・電気通信術(1分間25字の欧文普通語による2分間の音響受信[2005年8月期まで1分間45字の2分間受信])で、解答方法は、学科:マークシート方式、電気通信術:解答用紙に書き取りです。
 
 
 (私の目標と勉強スタイル)
  • CWでの運用がしたい
  • 暗記中心の勉強
 
 私の学科に関しての試験対策は、初級受験時から一貫して過去問題対策のみで通してきました。しかし、現在の上級試験問題は、過去問題の暗記対策だけでは合格が難しくなっていると噂で聞きます。
 
 今まで解いたことのない新問題が出題されても解答できるように試験範囲の知識を蓄えて、試験に臨むことが必要になってきているのかもしれません。それでも、試験問題の何割かは、今でも過去問題からの再出題であると思われます。ここでは、私が利用した過去問題集を紹介するのみとしたいと思います。
 
 電気通信術は、2005年12月期試験から、1分間25字を2分間受信という旧3級試験と同等の形式になるようです。新3級試験合格者が、新2級試験を受験する場合、あらたに音響受信の練習をする必要があります。
 
 モールス符号の勉強法は、モールス符号の学習についてをご覧ください。
 
 
第2級ハム国家試験問題集 (野口幸雄著 CQ出版社) \2,520
過去問題集です。私が勉強していた時代は、「第2級ハム 解説付き問題集」というタイトルでした。
 

この問題集の問題は、試験範囲を単元ごとにまとめて収録されています。

 
出題頻度は、各問題にその問題が出題された試験の月/年が表示され、試験日が多く記載されている問題ほど再出題回数が多いことが分かるようになっています。また、計算問題には、算出方法を簡易的に解説がしてありますので、計算方法の概略が分かるようになっています。
 
旧版は、各問題に簡単な解説が付いていましたが、現行版では 「解説・無線工学」 という参考書に未掲載の新問題のみに解説が付いているようです。過去問題の対策・参考書として、この問題集と「解説・無線工学」をあわせて利用すると良いと思います。
 
 
 
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■第1級アマチュア無線技士(2005.9.07)
 
 (第1級アマチュア無線技士とは)
  この資格は、アマチュア無線の最上位にあたる資格です。日本国内においてアマチュア無線で許可される全ての周波数とモードで免許を受けることができます。またこの1級のみ最大送信電力に関する法律上の規定がありません(ただし、実質的な制限は、現時点でHF帯から50Mhzまで:1KW以下、月面反射通信を除く144Mhz帯以上は3級と同等)。
 
 資格別許可周波数帯・最大空中線電力対応表は、 こちら
 

 この級の取得方法は、国家試験を受験する方法のみです。試験科目は、法規・無線工学・電気通信術(1分間25字の欧文普通語による2分間の音響受信[2005年8月期まで1分間60字の3分間受信])で、解答方法は、学科:マークシート方式、電気通信術:解答用紙に書き取りです。

 

 
 (私の目標と勉強スタイル)
  • CWでの運用がしたい
  • 暗記中心の勉強
 
 私の学科に関しての試験対策は、初級受験時から一貫して過去問題対策のみで通してきました。しかし、現在の上級試験問題は、過去問題の暗記対策だけでは合格が難しくなっていると噂で聞きます。
 
 今まで解いたことのない新問題が出題されても解答できるように試験範囲の知識を蓄えて、試験に臨むことが必要になってきているのかもしれません。それでも、試験問題の何割かは、今でも過去問題からの再出題であると思われます。ここでは、私が利用した過去問題集を紹介するのみとしたいと思います。
 
 電気通信術は、2005年12月期試験から、1分間25字を2分間受信という旧3級試験と同等の形式になるようです。新2級と新1級試験は、公表されている試験内容上では、同一ということになっていますが、出題される符号範囲に差が出るか(毎回数字・記号が出題されるのか)は現在の所不明です。新3級試験合格者が、新1級試験を受験する場合、あらたに音響受信の練習をする必要があります。
 
 モールス符号の勉強法は、モールス符号の学習についてをご覧ください。
 
 
第1級ハム国家試験問題集 (野口幸雄著 CQ出版社) \2,520
過去問題集です。私が勉強していた時代は、「第1級ハム 解説付き問題集」というタイトルでした。
 
この問題集の問題は、試験範囲を単元ごとにまとめて収録されています。
 
出題頻度は、各問題にその問題が出題された試験の月/年が表示され、試験日が多く記載されている問題ほど再出題回数が多いことが分かるようになっています。また、計算問題には、算出方法を簡易的に解説がしてありますので、計算方法の概略が分かるようになっています。
 
旧版は、各問題に簡単な解説が付いていましたが、現行版では 「解説・無線工学」 という参考書に未掲載の新問題のみに解説が付いているようです。過去問題の対策・参考書として、この問題集と「解説・無線工学」をあわせて利用すると良いと思います。
 
 
 
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 ●アマチュア無線で許可される周波数帯と級別最大空中線電力表
周波数帯 モード
(限定されるもののみ記載)
運用可能資格(級)及び最大空中線電力(W)
4級
3級
2級
1級
HF 1.9Mhz帯 A1A(CW)
×
50
200
1000
3.5/3.8Mhz帯  
10
7Mhz帯
10Mhz帯 A1A,F1B,F1D,G1B,G1D
×
×
14Mhz帯  
×
×
18Mhz帯
×
50
21Mhz帯
10
24Mhz帯
28Mhz帯
VHF 50Mhz帯  
20
144Mhz帯
50
UHF 430Mhz帯  
1200Mhz帯
10
2400Mhz帯
2
SHF 5600Mhz帯  
2
10.1Ghz帯
10.4Ghz帯
24Ghz帯
非常通信用周波数 4630Khz A1(CW)
×
50
200
1000
※注意事項
  • 周波数帯について
  1.9Mhzは、MF帯に属するものですが、便宜上HF帯に掲載しています。掲載周波数の上限は、24Ghzですが、実際のアマチュアバンドは47Ghzなどさらに上にもありますが、一般的ではないので割愛しました。
  • モードについて
  アマチュア無線で許可される全てのモードが使用できる周波数帯は、モード欄は無記入にしました。
 
  • 最大空中線電力について
  (1)その級を保持している者が許可されうる最大送信電力であり、それ以下で免許を受けることが出来ます。例:1級保持者がHF帯を50Wで開局
  (2)1級に関しては、法律上の最大空中線電力の規定はありませんが、全国で実際に免許されている(実例)最大値を掲載しています。
 
■モールス符号の学習について(2005.10.04)
 
 

 

 

 

 モールスの学習法は、いろいろあります。目的やご自分に合う学習方法を選択すると良いと思います。
 
 学習法には、単語カード法語調法音調法があります。
 
●単語カード法
 
 学生時代に英単語を憶えるときなどに「単語カード」を使われたことはないでしょうか?表に英単語を書いて、裏に日本語訳を書くアレです。そのカードをを用いて、例えば符号Aならば カードの表に「A」と書き、裏側に「・−」と書いてそれを憶えるというのがこの方法です。次にこの方法の長所・短所はというと
 
 長所:憶えやすい。
 短所:符号練習(受信)時に苦労する(不利になる)。
 
 長所は、符号の短点を[・]、長点[−]という視覚で憶えるので、憶えやすいことです。また、単語カードに書いておけば、通勤・通学時間の電車・バスの中やちょっとした空き時間に、いつでも単語カードをめくって憶えることができます。
 
 短所は、目で見て(視覚的に)符号を憶えるため、実際のモールス信号を受信した時に頭の中で音を文字( [・] と[−] )として認識する癖が付いてしまうことです。例えば 符号Aの音を聞く => 単語カードに書いてあった 「・−」が頭に浮かぶ => 符号Aであると認識する。このような回り道をする思考回路ができてしまいます。実は私は、この方法でモールス符号を憶えました。実際に毎分25字の音響受信をしてみると、頭の符号変換回路が追いつかなくて、ほとんど受信できませんでした。私はその時はじめて、それに気づいて、「CW運用をするための3級受験なのだから憶え直そう」と後述する音調法で符号を1つずつ耳で聴いて憶え直しました。その後、受信練習を積み重ねた結果、克服できましたが、初期の受信練習でしばらく脳裏に単語カードの裏側が焼き付いてしまって苦労しました。
 
 この学習法に向いていると思われる方は、
  • 資格を取るためだけにモールスを勉強する人(合格後、モールス通信をやるつもりはない人)
 
 とにかく試験に合格するためだけに短期間でモールスを勉強したい方には、効率の良い勉強法だと思います。尚、先ほど紹介した初級アマチュア無線予想問題集の巻末に、このモールス符号カードが付録として付いてきます。
 
 
●語調法
 
 符号の短点・長点を身近な言葉の語呂に合わせて記憶する方法です。
(例) A[・−] => アレー 、B[−・・・] => ビートルズ
 
 長所:とても憶えやすい。
 短所:符号練習(受信)時に苦労する(不利になる)。
 
 長所は、この方法も単語カード法と同様で、符号と身近な言葉の語呂を合わせておぼえるので、とても憶えやすいものと思われます。
 
 短所は、やはり単語カード法と同様だと思います。
 (例) 符号A[・−]の音を聞く => 「アレー」が頭に浮かぶ => 符号Aであると認識する。
 
 この学習法に向いていると思われる方は、
  • 資格を取るためだけにモールスを勉強する人(合格後、モールス通信をやるつもりはない人)
 
 この学習法は、昔から行われているそうです。今のようにパソコンやモールス練習テープ・CDがなかった時代にはこの方法で憶えた方が、沢山いらっしゃるようです。しかし、現在は学習教材がなんでも揃うので、モールスは試験に受かる為だけと割り切った方以外には、おすすめできません。実践でモールス交信をしたい方は、次の音調法をおすすめします。
 
 
●音調法
 
 符号をそのままの音として記憶する方法です。
 
 長所:符号練習(受信)にとても有利。
 短所:はじめは憶えづらい。
 
 長所は、モールス符号をそのままの音で憶えるので、あまり違和感なく受信練習をはじめられることだと思います。また、受信速度を上げて練習するときにも、上で述べた方法と違い、この方法では、符号A[・−]と来たら => A というように頭の思考回路が符号音とそれに対応する文字で直結していますので、スムースな聞き取りができ、短期間で受信速度を上げることが出来ると思います。
 
 短所は、憶えづらいことです。慣れない音を聞くので、語呂合わせなどと比べると、最初はなかなか符号が憶えられないかもしれません。
 
 この学習法に向いていると思われる方は、
  • 全ての人。(特に実践交信を目指している人。)

 

 
 この学習法は、特に資格取得後に実践でモールス交信を楽しみたい人に、おすすめしたい方法です。実践のモールス交信での速度は、毎分100文字程度は普通で、毎分120文字以上で交信している局も沢山います。第1級アマチュア無線技士のモールス受信試験の毎分60文字(※2005年10月より毎分25文字)でも、実践ではかなり遅い速度です。試験の為に練習した受信速度から大幅に速度アップをするには、この方法が一番スムースで、尚かつより短期間でマスター出来るのではないかと思います。
 
 
●国家試験対策(1級/2級)
 
 1級/2級共通

アマチュア無線技士国家試験の電気通信術は、現在は1級/2級とも「1分間25字の欧文普通語による2分間の音響受信のみ」です。送信練習は必須ではありませんが、受信練習は必要です。試験は下記のフォーマットで出題されます。

      _          _
 HR HR BT (試験本文) AR
 
 音響受信は、HRから始まり、ARで終わりますが、解答は試験本文のみを解答用紙に文字記入します。
 
 (学習のコツ)
 受信時間は、2分間ですが、普段の受信練習では、1回の受信練習を2分以上かけてやった方が良いと思います。それは、普段から試験時間よりも長い時間で練習することにより、モールス符号を聞き続ける集中力を付けて、実際の試験で気持ちに余裕を持たせることができるからです。
 
 慣れないモールス符号の受信は、疲れます。もし、試験の途中で聴き疲れてしまうと、極端に受信能力が落ちて聞き取れなくなる場合があります。私の場合、旧3級試験をはじめて受験した時には、この2分間がとても長い時間に感じられました。それでも、普段から1回5分以上の受信練習をしてきたので、最後まで聞き取り能力を持続させることが出来ました。
 
 最初は、難しければ時間ではなく、1文字受信からでも構わないと思います。慣れてきたら徐々に受信時間を延ばしていき、5分間程度の受信が出来るようになると良いと思います。
 
 次に試験の解答は、解答用紙に記入することになるので、受信練習と併せて「書き取り練習」も大切だと思います。書き取りは、受信速度が上がれば上がるほど難しくなりますが、現行試験の毎分25字程度であれば、さほど難しくはありません。しかし、聞き取りだけの練習をして試験に臨んだとき、緊張や慣れない書き取りで、せっかく受信できている符号でも、解答記入がうまく書けないことで減点されては元も子もありません。
 
 私の場合は、受信練習のほぼ毎回を適当な紙に書き取って練習していました。書き取り練習は毎回ではなくても、慣れるまでと試験直前の模擬試験練習など、ある程度はやった方が良いと思います。
 
 
 
 <練習用教材>
ここでは、学習に役立つ教材を紹介します。
 
パソコンソフトウェア

現在パソコン用モールス練習ソフトウェアがたくさん公開されています。

ソフトウェアライブラリサイト「Vector」のモールス符号(Windows)カテゴリ
http://www.vector.co.jp/vpack/filearea/win/home/ham/cw/index.html

私の自作モールスソフトウェアは、上記サイトにもありますが、ソフトウェアの詳しい解説は、下記タイトルをクリック下さい。

トンツー事始め<独習版>
(初心者向け学習ソフトウェア:1文字受信や聞き流し・模擬試験モード搭載 欧文・和文両対応)


トンツーサウンドメーカー

(任意の文章をモールス音のWAVE/MIDIファイルに変換するソフトウェア)



Tonchaberry for Skype
(スカイプの文字チャットをモールス符号音に変換するソフトウェア)

CD CQ MORSE CD 2 3級国試編 (CQ出版社)
私の受験生当時は、モールスカセットでしたが、最近はCDが出ています。
 
前半が国家試験の模擬試験問題、後半が暗文受信練習問題が収録されています。
このCDで学習する場合には、普段は暗文受信の問題を聴き、仕上げに模擬試験を聴くと良いと思います。パソコン練習ソフトとは違い、問題数が限られ、尚かつ同じ問題を繰り返し聴くことになりますので、このCD1枚だけで練習していると、そのうちに次にどんな符号がくるか(答え)を憶えてしまいます。私の場合には、普段はパソコンソフトで練習をして、仕上げにこのカセット版で練習していました。
 
 
2005年10月からの新試験に対応した受験用モールスCDが発売されました。
478982554X CQ MORSE CD 2 モールス受験編―第1級・第2級アマチュア無線技士用 25,30字/分
CQ ham radio編集部 発売日:2005.10.15
このCDの詳しい内容を見る



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暗記専用のモールスCDも発売されました。
CQ出版社の書籍案内ページによると、「モールス符号を知らない方に,モールス符号のアルファベット26文字,数字,記号などを,音感法により比較的短時間で暗記していただくことを目標に制作されたCD」とのことです。
4789825531 CQ MORSE CD 1 欧文入門編―暗記専用 25字/分
CQ ham radio編集部 発売日:2005.10.15
このCDの詳しい内容を見る



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●和文電信のすすめ
 
 私が第3級アマチュア無線技士の資格を取るきっかけとなったのは、CW(電信)に興味があったことでした。資格取得後は、近所のローカルさんに頼んでCW交信の練習を毎日させてもらいました。
 
 はじめてCW交信をするときは、試験が欧文でしたので、欧文QSOからはじめました。日本国内局同士での欧文QSOでは、「ラバースタンプQSO」と言って、英語で交信する内容の「ひな形」があり、それに自分の名前やQTH、その日の天候・気温などを当てはめて交信することが一般的です。英語の得意な局であれば、アメリカなどの英語圏の海外局とバリバリの平文英語で何でも話せるでしょうが、日本の局同士だと思ったことを何でも英語で話すというわけには、いかないことがよくあります。
 
 私も最初は、欧文ラバースタンプQSOでしたが、日本人同士で交信するなら、やはり日本語でいろいろな話がしたいと思うようになりました。そこで和文電信の勉強をはじめることにしたのです。次に和文電信の私が思う、長所と短所をあげてみると...
 

 長所:日本語での細かな意思疎通ができる

 短所:冗長的なQSOになりがち

 
 長所は、先ほど述べたように日本語でなんでも話せるところです。実際のQSOでも、国内電話QSOのように普通の日本語で会話を楽しんでいます。
 
 短所は、普通に日本語で話すので、交信時間が欧文のそれより長くなってしまうことです。人によっては、「和文電信は出来るけれど長話が嫌なので、欧文しかやらない。」という人もいます。
 
 ともあれ自分の母国語で会話ができることは、気楽ですし楽しいです。込み入った話でも何でもできます。欧文QSOに慣れてきたら、今度は和文QSOはいかがでしょうか?
 
 
(勉強法)
 符号の憶え方は、欧文と同じ方法で良いと思います。ただし、今まで音調法以外で憶えてきた方は、今度はできるだけ音調法で憶えるようにした方が良いです。既に欧文受信に慣れている人は、迷わず音調法にしましょう。
 
 憶える符号の順番は、イロハでもアイウエオでもどちらでも良いような気がします。欧文のABC順を意識して憶える場合には、イロハ順が良いと思います。
 
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